温度解析
ダムのような大規模なマスコンクリートの施工においては、セメントの水和熱による温度応力、及び温度ひび割れが大きな問題となります。より高品質な施工にするためには、リフトスケジュールや養生条件等が大きく影響してきます。また、これらの施工条件は、工期やコストの面にも反映されるため、より最適な施工案が求められます。 センチュリテクノでは、解析対象の特性を考慮し、適切な解析アプローチ、手法を提案いたします。お客様のニーズに合わせたプログラム整備などを含め、各種問題に取り込むことが可能です。
※コンクリート標準示方書,多目的ダムの建設,マスコンクリートのひび割れ制御指針に対応
温度解析
解析設定
解析の条件に応じて、定常or非定常の選択など様々な条件に応じた解析が可能です。 拘束度マトリックスに対応した解析や、細かなリフトスケジュール設定が可能です。
解析コントロール画面
リフトスケジュールの設定
温度条件
温度テーブルの作成
温度境界の設定
コンクリート示方書による圧縮強度式や弾性係数式などにも対応します。 設定した外気温、水温、コンクリートの発熱により温度変化を計算します。
最大温度分布
要素温度時刻歴
コンクリートには温度上昇にともなう膨張、温度降下にともなう収縮といった体積変化が起こり、自由に収縮できない状況で発生した引張応力が計算します。また、引張応力がコンクリートの引張強度以上になった温度ひび割れの計算も対応します。
温度応力結果
ひび割れ指数図
拘束度マトリクス法
入力イメージ
歪み分布