門柱解析業務
門柱はゲートや上部工の柱となる部分です。門柱自身が損傷すると、ゲートの開閉を行うことが出来なくなり水位調節が出来なくなるため、最悪の場合にはダムの崩壊に繋がる可能性があります。そのため、ダムの重要な関連構造物として耐震性の向上などが求められています。 センチュリテクノでは、門柱のモデル作成(M-Φモデル、ファイバーモデル) 保有水平耐力法や動的解析などの業務を請け負っております。
門柱解析
固有値解析
門柱の振動特性を求めるために、実固有値解析を行います。
固有値解析結果_モード図
固有値解析表
静的・動的解析
自社開発コード「ISCEF」により、門柱の静的・動的解析を行います。 門柱の設置条件(上部工など)に応じた境界条件の設定を提案し、解析、データ処理を行います。 入力する荷重としては、ダム本体で得られた応答加速度を抽出し、それを門柱基部に入力します。 貯水条件としては、Westergaard等の式で得られた貯水質量を考慮します。
解析条件イメージ図
門柱の損傷状況
発生ひずみ分布(上:コンクリート 下:鉄筋)
コンクリートの応力ひずみ曲線
鉄筋の応力ひずみ曲線
デモ動画
ダム門柱のファイバーモデル解析
ファイバーモデルを用いたダム門柱の解析結果です。一般的なビーム要素とは異なり水平2軸応答を考慮することが出来ます。 また、断面内のひずみ分布を確認することも出来ます。